The Semco Style 5 Principles to transform the way we work
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社内登用を優先させる

代々受け継がれてきた食器は、古びているかもしれないが新しく買ったもの以上の価値を持つ

これも、自分の組織で働く一人ひとりが責任感ある大人であり、何も知らない新参者ではなく仕事で何が求められているかを自ら考えることができる人間だ、ということさえ信じられれば可能な施策である。社内登用を外部からの採用よりも優先させていくことで、組織内の人間の一人ひとりの「心からの興味関心」が明らかになり、そうすると事業経営は格段に効率の良いものとなる。 – リカルド・セムラー


概要

2016年のLinkedInの調査(study )調査対象となった2万6千人のうち、「今の会社を辞めることは一切考えておらず昇進することを目指して日々邁進している」と答えたのは25%。しかし、ほぼ同じ数になる24%の人々が「今の会社で昇進の機会を逃したので、外に新しい機会がないか転職を考えていて、日々新しい機会に目を光らせている」と答えました。

会社が外部から人を採用することが、既存社員から機会を奪い離職を促してしまっているのでしょうか?あるいは、そもそも内部の人財でポジションにぴったりな人財が見つからなくて、会社としても仕方がなく外部から人を採用するしかない状況に追い込まれているのでしょうか?後者だとして、もしかしたら会社は、内部の人間を教育して育てても将来もしかしたら辞めてしまうかもしれない。そうしたら教育にかけた時間とリソースが無駄になってしまう、であれば、教育をせずとも求める要件を備えた外部の人間を雇ったほうがよいのではないかと考えているのでしょうか? あるいは、もしかしたら社内で他の部署に移ることが難しい、移りたいと言い出しにくいような空気が漂っているということもありえるでしょうか?

いずれにしても、社内の人財を「採用」(登用)することには様々なメリットがあります。採用コスト(時間、労力、金銭的リソース)の削減のほかにも、社内の人間であれば組織のカルチャーに溶け込めない/溶け込むのに時間がかかるリスクがありません。多くの場合、社内の人間であれば募集がかかっているポジションに求められる要素や要件がどんなものかをよく理解できており、外からやってくる新規入社者よりも素早く仕事で成果を出していくことができるでしょう。また、会社が既存社員を新しい(新たに空いた)ポジションに登用するということは、全社員に向けた「会社が働く人々の成長にコミットしている」という強いメッセージを発信するのと同義であり、また会社の「従業一人ひとりがモチベーションが沸き立つようなチャレンジングな仕事をする」ことを助けていくんだ、という姿勢も力強く伝わることとなります。

 

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