The Semco Style 5 Principles to transform the way we work
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目先6ヶ月を考慮して毎月改訂・更新していく継続予算

「長いスパンで立てる企業の予算」なんて、とんだお笑い種である

様々な夢を実現させるのは、コントロール不可な変動要素だ。我々が働き方を変えれば、ワークライフバランスと事業の持続可能性という両方の夢を実現できる。 – リカルド・セムラー


概要

従来の企業における予算編成はまるで占星術のようです。まだ形として立ち現われていないようなことを、将来起こる出来事としてなぜか確信あるがのごとく予測し、その想定出来事に対する対応策を練って作り上げる。そしてマネージャー層は、そうして自分たちが作り上げた予測をどんな手を使ってでも実現させるべく、とにかくそこに躍起になる。そして、そこに執着するがあまり会社全体の利益がそのために犠牲になっているということがしばしば見受けられます。真のところ、現代社会の企業の予算とはただの数字の羅列でしかなく、そのために永遠と繰り返される会議があり、予算達成のために多大なる貴重な時間が本質的でないことに費やされ、予算必達のプレッシャーがあるゆえに企業内で不正が生まれていたりするのです。

長期的予測に基づく予算を作っている限り、その中には誰もコントロールできない不確定変動要素が多分に包含されていることとなります。悲しいほどに多くの場面で、マネージャーは課せられる予算(目標)を低く抑えるために誤魔化しや嘘の含まれた報告をし、予算に対しての結果が素晴らしくみえるような動きをしています。こうして、予算にまつわる隠された個人的な思惑をマネージャー層全員が抱えている状況においては、あまりにも簡単に社内で対立構造が生まれることとなります。不信感が蔓延し、パフォーマンス促進・企業全体の結果最大化を目的として設定された各種インセンティブが本質から外れた捉えられ方をされるようになった先のリスクとして想定されるのは、会社全体の利益がないがしろになっている状態です。

こうした状況にあって、多くの企業の予算編成は根深いネガティブな空気に満ち満ちています。そして、こうした予算策定が企業経営には必須のプロセスだと妄信されていて、多くの人がそのマヤカシに気づきません。今横行している予算編成は、小賢く立ち回ってズルをする人が勝ち、正直者が馬鹿を見る世界です。しかし、本来そんな退屈で気が重くなるプロセスでなければいけないもでしょうか?そんなことはないはずです。企業の予算編成が、価値創出や成長マインドの強化にフォーカスしたものとなれば、予算を策定するというプロセス自体がワクワクするポジティブで、主体的にアクションを取る人々の背中を押すようなものになりえます。しかしそうしたものにするためには、自分の組織の中にある予算策定のプロセスを再考し、必要とあらばこれまでのやり方を大きくひっくり返していかなければなりません。

 

この実践により深くダイブする準備はいいですか?

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