The Semco Style 5 Principles to transform the way we work
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大人を大人として扱う

撒いた種の通りの花が咲く

人は皆、プライベートな人生で様々な責任を負って暮らしている大人です。なぜ、職場になると突然私たちは、彼らから自由を取り上げ、子ども扱いをするのでしょうか? – リカルド・セムラー


概要

もしあなたがマネージャーや幹部レベルの役職だったら、少し考えてみてください。あなたの下で働いているのはどんな人間ですか?しっかり判断・行動できる大人ですか?それとも全てのプロセスで手を繋いで道を示していく必要がある未熟な子供ですか?前者だと答えたとして、現実彼らはそういう存在として扱われているでしょうか?いないでしょう。ほとんどの企業において、会社は働く人々を子供のように扱っています。そうすることでイノベーティブな(革新が生まれるような)リスクをとる行動の芽を摘んでしまっているのです。まるで厳格な寄宿舎学校のようにルールが何よりも大事なものとして優先され、失敗に終わるかもしれない自立的な判断をする自由が一切与えられていないのです。

このような、働く人々の思考を停止させるような職場の在り方は、人がミスを犯すことを徹底的に排除することを目指した大量生産型の工業化時代には意味を持ったのかもしれません。多額の経費を投じたコンサルタントが周知の事実を改めて示し、スタッフと顧客の会話は全てマニュアル通りに進められ、誰かがまとめた「成功事例」をとにかくなぞっていれば成功を収めることが約束されているような世界です。そういった時代、働く人々は自分の頭で考える必要も、リスクをとって実験する必要も、革新的な新しいものを生む必要もありませんでした。時計の針のごとく規則正しく生産が行われることで満足できる時代だったのです。

しかし、そういった行動規範・規則・ルールブック・マニュアル・ベストプラクティス(成功事例集)といったものがあると、人はミスから学んだり、知的に成熟していったり、変化に素早く対応する能力を身に着けたりといった機会を奪われます。それらがあることによって、企業は人よりもルールに頼るようになり、そうなったとたん、その組織のクリエイティビティの種は焼き尽くされてしまいます。

機械的に仕事をこなしていては、人は仕事に夢中にもなれないし真の意味でコミットもできません。働く一人ひとりが自分の仕事と本当の意味で繋がり、掲げられた目標や最終成果物に真の意味で責任を持つ状態を実現したければ、職場がラボ(実験室)のようである必要があります。働く人々が意義のある知的探求や発見ができているように感じられ、予測不能でありながら、守られている感覚を与える職場です。

 

この実践により深くダイブする準備はいいですか?

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