The Semco Style 5 Principles to transform the way we work
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特権にきっぱりと別れを告げる

有言実行する

様々な企業が働き方・仕事の仕方を変えようとしています。あらゆることが、これまでの当たり前を根拠にしては考えられない時代に来ていることに気づき、今までよりももっと優れたやり方があるはずだ、と考え始めたのです。けれど、世の中に存在する企業の99%はまだ変革の準備ができていない、産業のジュラシックパークに囚われた存在です。 – リカルド・セムラー


概要

誰かが「お絵かき伝言ゲーム」で「有能な企業重役」を絵で表現しなくてはいけなくなったら何を描くでしょうか?贅沢三昧な外に素晴らしい景色の広がる個室オフィス?その人専用に確保されている駐車場スペース?何でもお任せ、専属秘書?それらを描けたなら、あなたは、ズバリ伝えたいことを描いた優秀なゲーム参加者です。今あげたもの全てが、欧米企業における重役たちの象徴として君臨しているものです。これら特権があまりにも当たり前のように企業のリーダーの構成要素の一部になっている現在、これらの特権を携えない企業リーダーをイメージするのは不可能に近いぐらいです。

けれど、じゃあこれら権力の象徴と言える特権がもたらしているものは何か?と問われれば、実質的なものなくしての「経営陣」と「現場の人間たち」の間に横たわる距離だとしか言えません。しかも、これら特権が与えられれば与えられるほど、マネージャー層やリーダー層は現実との接点を失っていくのです。マネジメント層になった途端に、現場で業務を遂行する人々とは隔てられた現実から隔離されたシャボン玉の中に飲み込まれてしまう。特権にまみれて日々その恩恵を享受している肝心のマネージャー・リーダー層の方々は、それがあることが当たり前になりすぎて、特権が特権として存在していることすら、気づかなくなってしまうのです。

マネージャー層に与えられる特権とは、職場不平等を増長した近代工業化時代がしぶとく残す残り香です。これら特権があることによって、「意思決定者」と、「その意思決定に従って事を進める現場の人間」の間に高い見えない壁が築かれてしまう。本質的でないばかげた特権や権力の象徴の撤廃こそが、民主的リーダーシップの道を歩もうとする組織がまず最初にしなければならないことの1つです。

まず、リーダーシップ層といわれる経営陣やマネージャー陣の中で変革を始めなければいけません。組織内に存在する異なる階層間の距離を、自分たちが言行一致して体現することで縮めるのです。「特権や権力の象徴を撤廃していく」。聞いている分には非常にシンプルで実行も難しくなさそうです。が、いざ実行してみようと思うと、ミドルマネジメント・経営幹部などの心理的抵抗に多いに阻まれ、実は実現が最も難しい変革施策です。

 

 

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