The Semco Style 5 Principles to transform the way we work
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カルチャー統合

企業カルチャーの統合に直ちに時間をかけ始めるべき

「企業は「成長と縮小」のサイクルを繰り返すものである。これを私は企業の「振り子ダイエット」と呼んでいる。成長を続ける一方の企業は、肥大化してくる。その結果、減量しなくてはならない状況に陥り(=組織のスリム化)、身軽になって初めて、リエンジニアリングし(=『あなたも90日間で新しい体に!』的な肉体改造)、他社の買収合併(=ウェイトリフティングおよび筋トレ)などで再び成長基調に入っていくことができるようになる。そしてその後も、定期的にスリム化(=『6週間で10キロ痩せる!』的な集中ダイエット)が必要な時期はやってくるのだ。– リカルド・セムラー


概要

「企業買収による合併」や「ジョイントベンチャーの設立」は、会社が前進していることを示す素晴らしい象徴的出来事です。「結果を出し成功している会社が、結果を出せていない会社を買収し統合する」あるいは「両社ともに順調である2社が対等なパートナーとして手を組み、一緒になったからこそ可能になる更なる未来の成功を実現していく」。買収合併、ジョイントベンチャー立ち上げいずれの状況が起こるにしても、集中してカルチャー統合のための活動を行い、これまでとは違う風景が広がる世界を作るために、風を吹かせていく必要があります。

2つの組織が手を携えていくという変化は、双方の組織の人間に等しく不自由さ、居心地の悪さをもたらすものです。現場のスタッフ・マネージャー層の多くにとって、所属する組織の買収合併は、各自が人生で大事にしていた夢やゴールを阻みかねないものの空気をまとっていますし、より心に深い傷を残す現象として、「組織統合」プロセスによって自らの仕事を奪われる、という事態が引き起こされたりします。同業界内での企業買収・統合においては、両組織に存在していた仕事の約30%が整理される(失われる)という統計データもある程です。

そういった意味で合併後の最初の数か月が非常に重要であり、また様々な痛みが感じられる難しい時期でもあります。双方の組織の人々が互いに一緒に働くということを学習していく期間だからです。多くの場合、考え方や仕事の進め方が異なるが故の様々な衝突や混乱が巻き起こります。その会社だからこその言語(コミュニケーションの仕方)やカルチャーによって、異なる言語やカルチャーを持つ相手との協働がスムーズにいかない、といったようなこともあるでしょう。また、新たな組織内政治(力関係の具合)や組織全体としての方針が生まれえるということも意識しておく必要があります。間に橋を架けようにもあまりにも企業カルチャーが異なる二つの組織である場合もあるでしょうし、マネージャー層も五里霧中の中で様々なことが進んでいき、その中でそんなマネージャー層についていく不満・不安も踏まれるかもしれません。

では何が肝かといえば、両組織のあらゆる人々が自分の中に染み込んでいる考え方や習慣、前提や偏見を乗り越え、最初は気が進まないとしても!それでも互いから学びあうということです。容易いことではないかもしれませんが、組織合併後の苦労の時期こそが、関わる人々にとっての素晴らしい互いに「教え学びあう」機会になり得るのです。

 

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